弁護士の5つのWebマーケティング手法とは?

Webマーケティング
弁護士マーケティング

Webマーケティングの手法はきわめて多様であり、弁護士がWebマーケティングを行う場合についても、実にさまざまな手法が考えられます。

この記事では、弁護士がWebマーケティングを行う場合の5つの具体的な手法の例を紹介します。

弁護士がとるべきマーケティングとは?

  • ①ホームページによるコンテンツSEO集客
  • ②リスティング広告
  • ③ポータルサイトに弁護士情報を掲載する
  • ④SNS活用(Twitter、YouTube)
  • ⑤セミナーを利用する集客方法

それぞれ見ていきましょう。

①ホームページによるコンテンツSEO集客

上記で挙げた集客方法の中でも特に重要なのが、ホームページによるコンテンツSEO集客です。次のメリットがあります。

  • 弁護士へのアプローチのハードルが下がる
  • 大規模な集客が可能
  • 集客のために人脈を形成する手間が省けるので、実務に専念できる

ホームページ集客

法律トラブルがあったときに潜在的な依頼者は弁護士を雇うことと検討しますが、周囲に弁護士がいなければどのようにアプローチすれば良いかわかりません。

そんなとき、弁護士を探す方法として一番身近に利用できるのがウェブによる検索です。ウェブ検索で「自分の住んでいる地域・弁護士」と探せば、多くの法律事務所がヒットするため、この中から選ぼうとする人も少なくありません。弁護士を探すためのハードルを下げるのがホームページの役割となります。

コンテンツ集客

最近では、弁護士事務所が法律に関する解説ブログや専門サイトを運営しているケースもあります。

インターネット上で法律に関する疑問を調べる人は、まず特定のキーワードで検索を行い、ヒットした上位の記事を閲覧するのが通常です。
このことを利用して、キーワードごとに上位にランクインするような記事を書き溜めてブログなどにアップしておくことで、ブログ全体の閲覧者数の増加を見込むことができます。

さらに、ブログ記事の中に弁護士への相談を促す内容の記述を盛り込み、公式ホームぺージへのリンクを貼るなどしておけば、ブログ経由で依頼者を獲得することもできるでしょう。

②リスティング広告

GoogleやYahooのリスティング広告や、閲覧数の多いWebサイトに広告を掲載して、事務所の公式ホームページ、LP(ランディングページ)に誘導するのは、もっとも典型的なWebマーケティングの手法です。

弁護士事務所は、Googleへクリック単価としてリスティング費用を支払います。また、掲載先のサイトに対して広告掲載料を支払い、その金額に応じて、一定の期間、サイト上に弁護士事務所のバナーや動画広告などが掲載されます。

掲載先のサイトが影響力の強いメディアであればあるほど、広告の効果が高まる反面、広告掲載料も高額になる傾向にあります。

③ポータルサイトに弁護士情報を掲載する

インターネット上には、弁護士専門のポータルサイトが多数存在します。

たとえば、弁護士に関する総合的なポータルサイトである弁護士ドットコムなどが有名でしょう。

(参考:弁護士ドットコム

また、当社でも、交通事故や債務整理などの特定の分野に特化したポータルサイトを運営しています。

(参考:交通事故弁護士相談Cafe
(参考:債務整理弁護士相談Cafe

こうしたポータルサイトには、法律問題を弁護士に相談したいという潜在的な顧客が多数アクセスします。
閲覧者は、対応分野や地域などから弁護士を検索して、良いと思った弁護士に対して直接コンタクトを取ることによって、実際の依頼へ繋がるという流れです。

したがって、ポータルサイトに弁護士情報を掲載してもらうことによって、不特定多数の潜在顧客に対して、効果的に事務所の存在をアピールすることができます。

④SNSを使ったマーケティング戦略

TwitterやInstagram、YouTubeなどのSNSを利用した集客も、最近ではメジャーなWebマーケティング手法の一つになっています。

SNSで有益な発信をすることにより、弁護士のファンを増やしていけば、自然と知名度がアップし、実際の依頼件数増加にも繋がるでしょう。

⑤セミナー開催での集客

ウェブよる戦略ではなく、実際に人と会って集客する方法としてはセミナーの開催も良い集客方法の1つといえます。

セミナー開催による集客とは、企業などで法律改正に伴う注意点や研修などの講師を務めることにより認知度を高め、集客につなげる方法です。セミナー開催によるメリットは、セミナーで受講者や関係者に顔を広めることができるという点です。実際に顔を見て、法律に関する講義などを受けることで信頼感や親近感を持たせるという効果があります。セミナー開催では、企業などから大口の依頼を獲得できるケースもあります。セミナーの反応が良ければ再度呼ばれる可能性もあり、そこから企業法務に関する依頼を受けることもあります。

またターゲット層を絞れるという特徴もあるでしょう。法律に関する一般的な内容を講義することもあれば、内容を絞って専門分野に関するセミナーを開催することもできます。このようなセミナーを仲介する業者もありますので、事務所のカラーにあった内容に関するセミナーを開催することで潜在的な依頼者に対して訴えかけることもできるでしょう。

デメリットとしては、セミナーを主催しても多くの受講者が集まらないというケースがあることです。人気のないセミナーでは集客を図ることも難しくなります。この点を克服するには、受講者にとって必要かつ重要なテーマに絞り、わかりやすく伝える工夫などをすれば効果的な集客を実施することが必要です。

YouTubeでのチャンネル登録数が成功している、Twitterのフォロワー数が多いなど、SNSである一定の関係性が、顧客ととれていれば、SNSをつかって、セミナー告知をすれば、集客にはそれほど困らずに開催することが可能です。

弁護士のマーケティング注意すべきポイントとは?

最後に弁護士のマーケティングに関しての注意ポイントをお伝えします。

Webだけでなく従来の方法も大切に

ウェブによるマーケティング手法を導入することにより、集客が一定程度楽になる可能性は十分にあります。しかし、ウェブ集客も絶対ではないため、従来の方法に関して全て切り捨てるのではなく、必要な範囲では続けていく必要があります。

マーケティングに関しては、適切な方法を実行すれば効果は出ます。しかし、絶対的な効果が約束されているわけではありません。そのため、複数の方法を実行してその中で効果的な方法に絞っていくことが重要です。交流会への参加や人脈を形成してそこから集客につなげる方法もこれまで効果があると考えられてきた方法です。実際にこれらも実践していきながら、新しい手法も取り入れていくことで、効果的な集客方法を探っていくのが正解です。

弁護士は信頼してもらうことが重要ですので、人とのつながりは大切にしていくことも忘れないようにしましょう。

Webマーケティングでの注意点

ウェブマーケティングでは、以下の点に注意してください。

  • ターゲット層を絞る
  • 役に立つ法律ブログを作る
  • 制作会社に依頼し、SEOに強いホームページ、ブログ設計をする
  • 初期の段階で依頼すること

ウェブマーケティングをする場合には、ターゲット層を絞ることは重要です。「離婚」「交通事故」「企業法務」などの分野に関して絞っていきます。必要であれば、ターゲットの年齢なども考慮していきましょう。またブログは依頼者が必要とする情報を提示できる内容にしましょう。法律的な正しさも重要ですが、わかりやすさも必要です。SEOに関する知識を導入していく必要もあるので、製作会社に依頼するのが無難です。またコストを抑えるために、できるだけ早い段階で制作会社に依頼するのがおすすめです。

以上の注意点を踏まえ、独自のマーケティング戦略を考えていくことが必要です。

弁護士Webマーケティングに関するよくある質問

弁護士マーケティングにはどういうものがありますか?

  • WEB・ホームページによる集客
  • ブログによる集客
  • SNSやYoutubeの活用
  • セミナーを利用する集客方法

といった方法があります。大事なのは、1つに偏るのではなく、様々な方法を組み合わせて集客するのが、相乗効果を生み、投資対効果を最大化できます。

弁護士のマーケティング注意すべきポイントは何ですか?

インターネットを活用する方法は、あくまでも手段です。従来は、士業のマーケティングは、「クチコミ」や「紹介」が主流であり、今も変わりません。しかし、そのクチコミや紹介が、インターネットを活用することで、高速化させることができます。一方、集客が多くなりすぎて、顧客満足度が下がってしまうと、「悪いクチコミ」が増える恐れもあります。サービスの質を担保しながら、マーケティングを行っていくことが重要になります。

弁護士Webマーケティングのご相談ならエファタ株式会社へ

弁護士にマーケティングは不要といわれた時代もありましたが、弁護士が急激に増えた現在では真逆であり、弁護士にマーケティングは必須の時代がきたといえます。法律で人の役に立つことは大前提ですが、従来の手法だけでなく新しい手法で集客を図ることで事務所の収益の安定を図ることも重要です。

特にウェブを活用したマーケティングは重要と考えられていますので、まだ導入していない場合は今すぐ効果的な戦略方法をとり、実践していきましょう。

WEBマーケティングに関して、お気軽にエファタ株式会社へご相談ください。