弁護士事務所の名刺型ホームページと集客型ホームページとの違い

Web集客と効果
名刺型ホームページ
この記事の監修者
鈴木潤 上級ウェブ解析士
【現職】 エファタ株式会社 Webディレクター
【専門】 士業向けデジタルマーケティング / 法務知見を活かしたWeb戦略 / 情報セキュリティ / ウェブ解析
【経歴】
・学術背景:早稲田大学 理工学部卒業/早稲田大学大学院 理工学研究科化学専攻修士課程修了
同大学院先進理工学研究科化学・生命化学専攻博士課程満期退学
・キャリア:SEOコンサルタントとして起業後、IT企業にてBCP・ポータルサイト運用を歴任
・現職: 士業特化のWeb制作・解析業務を統括
【保有資格】
・R6行政書士試験合格者(未登録)
・上級ウェブ解析士 / Google アナリティクス認定資格 / IMA検定
・情報セキュリティ管理士 上級
・デジタル推進委員(デジタル庁)
プロフィール

弁護士事務所を取り巻く集客環境は、この数年で大きく変わりました。

リスティング広告のクリック単価は「交通事故」「債務整理」などの主要分野で高騰を続け、ポータルサイトへの掲載料も決して小さな負担ではありません。さらに、Googleの生成AIによる検索結果(AI OverviewsやSGE)の普及によって、ユーザーは検索結果ページ上で答えを得てしまい、個別サイトへの流入が以前ほど自然には起こりにくくなっています。

こうした環境では、「事務所名で検索された時に、信頼できる情報が整った自社サイトが出てくること」、そして「分野で検索された時に、専門性のあるページが上位に表示されること」が、これまで以上に重要になっています。

ところが、多くの弁護士事務所のホームページは、開設当時のまま「事務所案内のオンライン版」にとどまっているのが実情です。

本記事では、ホームページを「名刺型」と「集客型」という2つのタイプに分けて整理し、貴事務所にとってどちらが必要なのかを考える視点を提供します。

ホームページには「名刺型」と「集客型」がある

「名刺型」と「集客型」の違いは、デザインの巧拙ではありません。

名刺型ホームページとは何か?

1つ目は、「名刺型ホームページ」といわれる、名刺や事務所案内という役割・使命を持っているホームページです。弁護士先生の顔写真、事務所情報、費用、取り扱い業務、アクセス、問い合わせフォーム、電話番号、住所、連絡先等必要な情報が一通り入っています。求められるのは、どちらかというと、「かっこいい」、「信頼性が伝わるクールなイメージ」で、事務所へ来所する際に地図もあって助かると言う役割です。

Googleアナリティクスで、アクセス解析をしていみると、「事務所名」や「弁護士名」でアクセスしてくるのがほとんどです。

つまり、名刺型ホームページの特徴は、その事務所を既に知っている人向けのホームページなのです。

このホームページの目的は、情報伝達、共有です。自分がより詳しく知るのに役立つし、他の方に、こういう弁護士がいるよ、と伝えるときに、名刺型ホームページがあれば、URLをE-Mailに書いて送れば、事務所パンフレット等がなくても情報を的確に伝えていくことが出来ます。

当社では、名刺型ホームページを制作可能ですので、「独立応援プラン」をご検討ください。

関連記事
費用
士業向けホームページ制作および運用の費用は、初期制作費用と保守費用で構成されます。当社が提供するホームページ制作・運…[続きを読む]

集客型ホームページとは何か?

逆に集客型ホームページとはなんでしょうか?これは、「新規顧客」や「集客」や「売り上げ増」が目的です。事務所の内容をPRしてお問い合わせをしてもらうものです。

しかし、弁護士事務所が、営業色を出すと、事務所側自己満足に終わる可能性がありますので、アプローチが大事ですし、誰のためのホームページか?ターゲットを明確にしておかないと、かえって不快感を与えてしまいます。

弁護士事務所に来る人は一体どういう人なんでしょうか?一言で言えば、「困っている人」です。付け加えれば、「困っている人で法律で問題を解決したい」と考えている人です。

困っている人に、営業的な表現はかえって、耳に入りません。

困っている問題の解決方法を知りたい、そして、法的に解決できるということを伝えていく、そして、弁護士に任せて欲しいと、明確にメッセージとして閲覧者へ伝えていくことが重要です。

集客型ホームページに求められるコンテンツ

よって、弁護士の集客・営業型ホームページにもとめられる内容は、細かい問題の事例であり、解決事例です。

個人が法律事務所の門をたたくのは、また、案件によって、かなり内容が変わります。離婚であったり、交通事故、相続、債務整理であったりします。

だから、最近では、それぞれの個別の問題ごとに、専門サイトを分けて、細かい問題の解決方法、最新情報を発信していく重要があるわけです。

その事務所にアクセスしてくるわけではありません。その弁護士事務所が発信する「情報」「コンテンツ」に、新規顧客が「検索エンジン」を通じて、アクセスしてくるのです。

法律事務所ホームページで書くべき”質の高いコンテンツ”とは?

弁護士ホームページに書くポイント

当社では、集客型ホームページも制作できます。「集客重視プラン」「ブランド確立プラン」をご検討ください。

関連記事
費用
士業向けホームページ制作および運用の費用は、初期制作費用と保守費用で構成されます。当社が提供するホームページ制作・運…[続きを読む]

「名刺型で十分な事務所」と「集客型が必要な事務所」の見極め

ここが最も重要な論点です。集客型ホームページは万能ではなく、すべての事務所に必要なわけでもありません。

名刺型で十分なケース

  • 顧問先と紹介案件で年間の業務量が安定している
  • ベテラン弁護士のネットワークによって新規依頼が途絶えない
  • 企業法務中心で、Web経由の個人案件を増やす意図がない
  • 特定の業界・地域で確固たる地位があり、指名で依頼が来る

このような事務所が無理に集客型に切り替えても、投資に見合うリターンは得にくいでしょう。むしろ、紹介者が訪れた際に違和感のない、品位ある名刺型サイトを丁寧に整えるほうが合理的です。

集客型が必要なケース

  • 独立開業して間もなく、紹介経路がまだ十分でない
  • 注力分野(交通事故、相続、離婚、労働問題など)を伸ばしたい
  • 地方都市で、競合がまだWeb集客に本格参入していない
  • ポータルサイトや広告への依存度を下げたい
  • 特定分野の専門性を打ち出してブランディングしたい

特に「競合がまだ動いていない地域・分野でSEOの先行者利益を取りに行く」という戦略は、後発参入が難しいWebの世界では極めて有効です。

集客型ホームページが成果を出すための要素

集客型に切り替えたからといって、自動的に問い合わせが増えるわけではありません。成果を出すサイトには、共通する設計上の要素があります。

分野別ページの設計

「総合的に何でも扱います」というメッセージは、検索ユーザーには響きません。分野ごとに独立したページを持ち、その分野の依頼者が抱える具体的な悩み・費用相場・解決までの流れ・解決事例(守秘義務に配慮した形で)を網羅することが基本になります。

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の充実

Googleは、医療・法律・金融といった人生に関わる分野(YMYL領域)で特に厳しくE-E-A-T——Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)——を評価します。弁護士本人による執筆・監修明示、所属弁護士会・登録番号の記載、執筆者プロフィールの充実、書籍・メディア出演実績の掲載などが、検索評価と読者の信頼の両面で効いてきます。

弁護士法・業務広告規程への配慮

弁護士のWeb集客では、弁護士法72条(非弁提携の禁止)や日弁連の業務広告に関する規程への目配りが欠かせません。「必ず勝てる」「日本一」といった誇大表現はもちろん、誤認を招く成功率の表記、報酬体系の不明瞭な記載なども問題となります。制作会社が法律業界の規制を理解しているかどうかは、業者選定の重要な基準です。

問い合わせフォーム設計とCV計測

どれだけ流入があっても、問い合わせに至らなければ意味がありません。フォームの入力項目を絞る、電話番号をスマホでタップ発信できるようにする、相談のハードルを下げる文言を添える——こうした細部の積み重ねがコンバージョン率を左右します。さらに、Google Analytics等でどのページから問い合わせが発生しているかを計測し、改善サイクルを回す体制が必要です。

ホームページ制作に関するよくある質問

弁護士がホームページを開設するメリットは?

大きくわけて5つあります。

  1. たくさんの人が目にする、営業をしなくて済む
  2. 自分の売りポイント・得意分野を強調できる
  3. ブログなどで最新情報をタイムリーに気軽に発信できる
  4. 永続的に広告ができる
  5. 信用が高まる

があります。

 

弁護士が独立する最適なタイミングは?

弁護士登録して、5年~10年で独立される方が、日弁連の統計をみていても多いです。人脈ができる、顧客の基盤ができるなど、独立する必要な経営基盤ができあがるのに5年程度かかるということだと考えられます。もちろん、それより早く独立できる方もいるでしょう。

集客型ホームページ制作にご興味・質問があれば無料相談をご活用ください

ホームページ制作、Web集客に関する情報が多数溢れ、何が正しいか判断が難しいところ。まずは、疑問に思っていること、悩み、現状のライバル分析、なんでも構いません。お気軽にご相談ください。当社のWebコンサルタントが、実績や経験に基づいた見解を述べさせていただきます。

まずは、ホームページ制作するかまだ決定していなくても大丈夫です。とにかく、Web集客って何、ホームページ制作とはどういうものなの?という情報収集でもかまいません。お気軽にご相談してくださり、今後の方針の決定のためにも、無料相談にお申し込みください。お待ちしています。